ビジネス 2023年08月25日

美容系で起業を目指す方必見!おすすめの職種や必要な資金を解説!

美容業界における働き方は、年々多様化してきています。サロンに雇用されるだけでなく、フリーランスとしてサロンと対等な立場で契約を結んだり、業務委託や副業としてエステティシャンの仕事をしたりと様々な働き方が可能です。

近年では、新たに起業することを検討している方も増えています。美容系のサービスはヘアメイクやエステ、リラクゼーションなど幅広く、どの業種でビジネスを始めようか迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回のコラムでは、美容系サービスでの起業を検討している方におすすめしたい職種について詳しく解説していきます。起業する際の大まかな流れも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

美容系で起業したい方におすすめの職種

美容系サービスでの起業を検討している方におすすめしたい職種として、以下の7つが挙げられます。

  • 美容師・ヘアメイクアーティスト
  • アイリスト
  • ネイリスト
  • エステティシャン
  • セラピスト
  • ビューティーアドバイザー
  • アロマセラピスト

美容師・ヘアメイクアーティスト

美容師やヘアメイクアーティストは、お客様のヘアスタイルを美しく仕上げる職業です。ヘアアレンジやメイクを担当する点は共通していますが、メインで担う施術内容はそれぞれ異なります。

美容師はカットやカラー、パーマといった技術的な施術を中心に行うのに対し、ヘアメイクアーティストは、主に全身のコーディネートを意識した以下のようなサービスを担います。

  • ヘアセット
  • ヘアアレンジ
  • メイクアップ
  • 着付け

特化している分野は異なりますが、美容師とヘアメイクアーティストは、共に国家資格である美容師免許を取得することが必須とされています。美容師免許なしでヘアメイクを行っている方もいますが、免許なしで担当できるのはアシスタント業務に限定されます。

美容師免許を取得したからといって、すぐに起業できるというわけではありません。

  • 結婚式場
  • ヘアメイクプロダクション
  • 化粧品メーカー
  • 写真スタジオ
  • ホテル
  • テレビ局

美容師は美容院で、ヘアメイクアーティストは上記のような場所で経験を積み、腕を磨いたり指名客を集めたりした上で起業するのがベターです。実力や信頼を獲得した状態で起業すれば、知名度が不足しがちな開業直後から安定した売上を得られる可能性が高まります。

アイリスト

アイデザイナーやアイスタイリストとも呼ばれるアイリストは、まつ毛のパーマやエクステンションといった目元の施術を行うスペシャリストを指します。お客様の目元に触れる細かい作業を長時間継続しなければならず、高い技術力と集中力が求められるのが特徴です。

まつ毛のエクステンションは美容行為に分類されることから、美容師と同様に美容師免許を取得する必要があります。美容師免許のための勉強で学べる美容の総合的な知識の他に、まつ毛ケアに関する専門的なスキルも習得しなければなりません。

  • アイデザイナー技能検定試験(JECA)
  • アイリスト技能検定試験(JEA)
  • プロアイリスト検定
  • まつ毛エクステンション技能検定試験

上記のような資格を取得したり、下積み期間を経てスキルやキャリアを身に付けてから起業することをおすすめします。

ネイリスト

爪を手入れするネイルケアや、爪を美しく魅せるネイルアートを担うのがネイリストです。主な活躍の場であるネイルサロンは、大きな機器の導入や広い施術スペースの確保が不要であり、自宅やマンションの一室でも気軽に起業しやすいことが大きな特徴だと言えます。

おしゃれや最新のトレンドに敏感な若い客層をターゲットとすることが多いため、スピーディーに移り変わるデザインの流行や最新の美容情報を追い続けなければなりません。流行を取り入れた新しい施術を随時提供できるよう、スキルを磨き続けることも求められます。

ネイリストとして活躍する上で、必須となる資格は特にありません。しかし、一定のスキルを有していることを証明してお客様の信頼を獲得するためにも、以下のような資格を取得しておくことをおすすめします。

  • ネイリスト技能検定
  • ジェルネイル技能検定
  • ネイルスペシャリスト技能検定
  • ネイルサロン衛生管理士

エステティシャン

お客様の顔や身体に関する悩みを解決するエステティシャン。最大の特徴は、以下のように施術の種類が多岐に渡る点にあります。

  • 脱毛
  • 痩身
  • フェイシャル
  • リフレクソロジー

必須の資格がなく気軽に開業できる一方で、数多くの競合の中からお客様に選ばれ続けるための工夫が求められます。ターゲットのニーズを分析した上で、メニュー展開や集客の方針を検討することが大切です。

セラピスト

セラピストは、お客様の身体や心の調子を整える役割を担います。医療やリハビリといった業界では、あん摩マッサージ師やはり師といったジャンルに応じた国家資格が必要になります。

一方、美容業界におけるセラピストの主な役割は、リラクゼーションのようにお客様に癒しを提供することです。特に必須の資格はなく、起業するハードルが比較的低い職種だと言えます。

ビューティーアドバイザー

ビューティーアドバイザーは、美のプロフェッショナルとして、お客様の悩みを解決するために適切な化粧品やメイク術を提案する仕事を指します。主に百貨店や化粧品専門店、ドラッグストアなどで活躍する方が多い職種です。

インターネットやSNSで簡単に情報を発信できる近年、ビューティーアドバイザーはWeb上でお客様の相談に乗ったり、ブランドを立ち上げたりと様々な形で独立を目指せます

必須となる資格はありませんが、以下のような資格を取得しておくと強みとしてアピールできるでしょう。

  • JMAメイクアップ技術検定
  • 認定フェイシャルエステティシャン
  • スキンケアアドバイザー
  • 日本化粧品検定
  • 美容薬学検定

アロマセラピスト

アロマセラピストは、精油に関する正しい知識についてお客様にアドバイスしたり、複数の種類の精油をブレンドしたアロマオイルでトリートメントを実施する職種を指します。

  • リゾート施設
  • 美容サロン
  • スパ
  • スポーツジム
  • 介護施設

昨今では、アロマサロンだけでなく上記のような施設にもアロマトリートメントが導入されています。活躍の場が豊富であることが、アロマセラピストの大きな特徴だと言えるでしょう。

資格を持っていなくても、アロマセラピストとして起業することはできます。しかし、アロマトリートメントを行うにはオイルの特徴や最適な組み合わせ方といった豊富な知識が求められるため、資格の取得が前提とされることがほとんどです。

アロマセラピストにおすすめな資格は多岐に渡りますが、代表的なものとして以下の3つが挙げられます。

  • アロマテラピー検定
  • アロマテラピーアドバイザー
  • アロマテラピーインストラクター

美容系で起業する際にすべきこと

美容系のサービスで起業する際は、事前に以下の3つを実施しておくとビジネスをスムーズに始めることができます。

  • ビジネスの方針を決める
  • 経営の知識を身に付ける
  • 起業資金を確保する

ビジネスの方針を決める

自分のスキルや経験を考慮し、自分ならではの強みを打ち出せるかを吟味した上で、どの分野で起業するかを決定しましょう。

事前に集客したいターゲット層を決めておくと、「ターゲットにとって魅力的であるかどうか」という観点に従って以下のような要素をスムーズに決定することができます。

  • 事業のコンセプト
  • 立地
  • 内装・外装
  • 施術メニュー
  • 料金
  • 集客に用いる媒体

経営の知識を身に付ける

どれだけ施術スキルが高くても、集客やスタッフの育成、売上管理などを正しく行えなければ安定した経営を維持することはできません。以下のような方法で、経営の知識を事前に身に付けておくことをおすすめします。

  • 独立支援を実施しているサロンに勤務する
  • 経営コンサルタントを頼る
  • 美容機器メーカーの経営サポートを利用する

株式会社NBSは、業務用脱毛機や業務用痩身機器を購入してくれたお客様に経営サポートや機器の操作方法、販促資料の提供といった様々な支援を実施しています。詳しく知りたい方は、ぜひ下記のサイトをチェックしてみてください。

起業資金を確保する

  • テナント費用
  • 美容機器の購入代
  • 備品代
  • 内装・外装工事費
  • 広告宣伝費
  • スタッフ教育費

美容系のサービスで起業する際には、上記のような費用を確保するために膨大な資金が必要になります。始めるビジネスの内容や規模によって異なりますが、事前に100万円以上の資金を集めておかなければならないことがほとんどです。

起業した直後は知名度に乏しく安定した利益を得られない可能性が高いため、十分に余裕を持って資金繰りをすることが大切です。融資や補助金に頼ることも想定し、前もって資金の目処をつけておくことをおすすめします。

株式会社NBSでは、美容サロンを経営する際に受けられる補助金について詳しくご紹介しています。興味のある方は、ぜひ下記のバナーから問い合わせてみてください。

自分に合った美容系の職種で起業を成功させよう

ご紹介したように、起業を目指せる美容系の職種は多岐に渡ります。必須となる資格の有無に関わらず、どの職種で起業するにしてもスキルや経験を身に付けたり、資金を確保したりと念入りな準備が欠かせません。

自分に合っているか、競合との差別化を図れるかといった視点で事業の方針をしっかりと吟味し、ビジネスを成功させるイメージを固めた上で起業することが成功への近道だと言えるでしょう。

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