ビジネス 2025年10月31日

業務用脱毛機のランニングコストを徹底解説!抑えるための方法とは?

脱毛サロンの経営において、業務用脱毛機の導入は売上向上に直結する重要な設備投資です。しかし、購入時の本体価格だけに目を向けていては、長期的な経営の安定は望めません。業務用脱毛機を選ぶ際に最も重要視すべきなのが「ランニングコスト」です。ランニングコストは毎月発生する運営費用であり、サロンの収益性を大きく左右する要素となります。

近年、脱毛サロンの数は急激に増加し、価格競争が激化している中で、いかにコストを抑えながら質の高いサービスを提供できるかが経営成功のポイントとなっています。本記事では、業務用脱毛機のランニングコストについて詳しく解説します。

業務用脱毛機のランニングコストとは

業務用脱毛機のランニングコストとは、脱毛機を運用していく上で継続的に発生する費用のことを指します。導入時の本体価格は一度限りの支出ですが、ランニングコストは脱毛機を使用し続ける限り発生し続けるため、長期的な視点で計算することが重要です。

ランニングコストの主な構成要素

業務用脱毛機のランニングコストは、主に以下の要素で構成されています。

  • 1ショットあたりの単価
  • ランプ・カートリッジ交換費用
  • メンテナンス費用
  • 電気代・消耗品費

これらの費用は脱毛機のメーカーや機種によって大きく異なるため、導入前の比較検討が欠かせません。特に1ショットあたりの単価は、施術回数が増えるほど大きな差となって現れるため、慎重に検討する必要があります。

1ショットあたりのコストの平均

業務用脱毛機の1ショットあたりのコストは、機種によって大きな開きがあります。現在の市場では、安価なもので約0.1円、高価なもので約2.4円と、実に24倍もの差が存在しています。全身脱毛1回あたりのコストに換算すると、さらに大きな差となります。

全身脱毛に必要なショット数は一般的に2,000~3,000ショットとされており、1ショット0.1円の機種では200~300円、1ショット2.4円の機種では4,800~7,200円のコストが発生するため、決して無視できない金額といえるでしょう。

ランプ・カートリッジ交換費用

業務用脱毛機のランプやカートリッジには寿命があり、一定の照射回数に達すると交換が必要になります。交換費用は機種によって10万円~50万円程度と幅があり、交換頻度も重要なポイントです。

例えば、CLEAR/SP-efシリーズの場合、ランプ交換費用は188,000円(税別)で、THRモードでは100万発、高出力モードでは50万発の照射が可能です。この場合、1ショットあたりの交換コストは以下のように計算できます。

  • 高出力モード使用時 188,000円 ÷ 500,000発 = 約0.38円/ショット
  • THRモード使用時 188,000円 ÷ 1,000,000発 = 約0.19円/ショット

長期的なコスト計画の立て方

ランプ交換費用を含めた総合的なランニングコストを把握するためには、以下の計算式を活用しましょう。

  • 月間総ランニングコスト = (1ショット単価 + ランプ交換コスト/ショット)× 月間総ショット数

より正確な運営費用の予測が可能になり、適切な施術価格の設定や利益計画の策定に役立ちます。

業務用脱毛機のメンテナンス費用とサポート体制

業務用脱毛機は精密機器であり、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンス費用は年間数万円~数十万円程度が一般的ですが、メーカーによってサポート体制や費用体系が大きく異なります。

国産の業務用脱毛機は、サポート体制が充実している傾向にあります。CLEAR/SP-efシリーズのような国産機では、全国どこでも迅速な対応が可能で、修理時の部品調達もスムーズです。一方、海外製の機種では、部品の取り寄せに時間がかかったり、修理費用が高額になったりするケースもあります。

業務用脱毛機の電気代とその他の費用

業務用脱毛機の消費電力は機種によって大きく異なり、月間の電気代にも影響します。CLEAR/SP-efの消費電力は1650Wで、1日8時間稼働した場合の月間電気代は約32,000円程度となります。脱毛機の運用には、以下のような消耗品費用も発生します。

  • ジェル・ローション類 月間5,000~15,000円
  • 清拭用品・消毒用品 月間3,000~8,000円
  • フィルター・部品類 年間10,000~30,000円

これらの費用も含めて総合的なランニングコストを算出することが重要です。

業務用脱毛機のランニングコストを抑えるための方法

ランニングコストを抑えるための方法はいくつかあります。コストを抑えたいとお考えの方は、どのような方法が効果的かを理解しておきましょう。

効率的な施術方法の確立

適切なショット数での施術を心がけることで、無駄なコストを削減できます。過度な重複照射を避け、効果的な施術プランを設けることが重要です。

機器の適切な管理

定期的な清掃やメンテナンスはもちろん、適切な温度・湿度環境での保管、正しい操作方法の徹底などを適切に行うことで、機器の寿命を延ばし、故障リスクを最小限に抑えることができます。

スタッフ教育の重要性

適切な操作方法を身につけたスタッフによる施術は、機器の負荷を軽減し、ランニングコストの削減につながります。定期的な研修により、効率的な施術技術を維持することが大切です。

業務用脱毛機のランニングコストに関するよくある質問

業務用脱毛機のランニングコストに関するよくある質問に回答します。

Q. ランニングコストが安い脱毛機は性能が劣るのでしょうか?

必ずしもそうではありません。技術の進歩により、高性能でありながらランニングコストを抑えた機種も登場しています。重要なのは、ショット単価だけでなく、照射パワーや冷却機能、耐久性などを総合的に評価することです。

Q. 1ショットあたりのコストはどのように確認すればよいですか?

メーカーの仕様書や見積書に記載されていることが多いですが、不明な場合は直接メーカーに問い合わせることをお勧めします。また、ランプ交換費用と交換頻度も併せて確認し、総合的なコストを算出しましょう。

Q. 中古の業務用脱毛機を購入する場合の注意点は?

中古機は本体価格が安い反面、ランプの残り照射回数が少ない可能性があります。購入前に照射回数を確認し、すぐにランプ交換が必要な場合のコストも考慮して検討することが大切です。

Q. 複数の脱毛機を導入する場合のランニングコスト管理は?

機種ごとにランニングコストが異なるため、施術部位や顧客のニーズに応じて使い分けを行い、全体的なコスト効率を最適化することが重要です。高コスト機は付加価値の高いメニューに、低コスト機は基本メニューに活用するなどの戦略が有効です。

業務用脱毛機のランニングコストは経営を大きく左右する

業務用脱毛機のランニングコストは、サロン経営の収益性を左右する重要なポイントです。1ショットあたりのコスト、ランプ交換費用、メンテナンス費用など、様々な要素を総合的に評価し、長期的な視点で最適な機種を選択することが大切です。

CLEAR/SP-efシリーズのように、高性能でありながら適正なランニングコストを実現した国産機を選ぶことで、競合他社との価格競争に対応しながら、安定した収益を確保することが可能です。脱毛サロンの経営を成功させるためには、目先の導入コストだけでなく、長期的な運営コストも含めた総合的な判断が重要といえるでしょう。

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。

NBSコラムカテゴリー

全国どこへでもお伺い致します

脱毛サロンでの実務経験が豊富なスタッフによる、無料出張デモ受付中!