ビジネス 2021年01月10日

脱毛サロン開業の失敗例に学ぶ経営成功術

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2020年は、有名人や有名Youtuberが脱毛サロン経営に名乗りをあげたり、メンズ向けの脱毛サロンが増えるなど業界的にも勢いや変化に富んだ年となりました。
今回は、2021年の最新版として脱毛サロン経営のよくある失敗例から学ぶ成功術を各項目に分けてお知らせします。

開業資金の調達の失敗

脱毛サロンを開業して、その後の経営を軌道に乗せていくためには、ある程度の予算は必須です。具体的に言うと、業務用脱毛機は安くても200万円程度はかかりますし、それに加えて家賃や人件費、設備費などを含めると、数百万円は事前に用意しておく必要があります。

また、開業できたとしても、開業後に広告宣伝などで集客をしなければ売り上げは上がらないため、広告宣伝費もある程度用意する必要があるでしょう。

事前に計画を立てずにマシンを購入したり、物件を決めるのはなるべく避け、計画的な資金繰りを行いましょう。

開業資金調達のためのポイント解説

脱毛サロンの開業には、形態にもよりますがまとまった開業資金が必要となり、その調達方法も様々です。

自己資金

貯蓄や脱サラした際の退職金を元にした自己資金で開業する場合、融資を受ける場合と比べて利子の返済に追われることがなく、開業からビジネスが軌道に乗るまで比較的余裕をもった運営を行うことができます。

ただし、自己資金だけで全てを賄う考えは、銀行などの視点では融資の実績が無いため信用が無いまま経営することになります。未来の融資を考える場合、銀行からは一定の融資を受けて、実績を作っておくことをおすすめします。

金融機関からの融資

新規で独立開業する場合、金融機関によっては審査が厳しく融資を受けることが難しくなります。特にメガバンク・都市・地方銀行の審査は厳しく、実際に付き合うことができるのはビジネスが軌道に乗ってきてからになることがほとんどです。

新規独立の強い味方 日本政策金融公庫資

日本公庫は、国民生活金融公庫法に基づく政府系の特殊法人です。一般の銀行などから融資を受けることが困難でも、その金融を補完することを旨としているため、金融機関からの信用が無い状態でも融資を受けることができる可能性があります。
※令和元年度の事業資金融資実績約30万件。
https://www.jfc.go.jp/n/company/message.html

無担保での融資額

開業資金として受けることができる融資上限は7,200万円、うち運転資金は4,800万円ですが、担保や連帯保証人の状況しだいとなります。独立開業時に無担保で融資を受ける場合は、500万円の実績が多いようです。

脱毛サロンの場合は、不動産契約料や業務用脱毛機、内装、備品、広告宣伝費などを含めて500万円以下に収まるように計画して審査を通すようにしましょう。

融資の審査

日本政策金融公庫の審査は厳しく、通過率は50%を超える程度です。審査は自己資金の有無や創業計画書など書類の提出、面談があり特に計画が甘く貸し倒れのリスクが高いと判断されてしまうと融資を受けることができません。

また、審査に落ちると約半年から1年は再度審査を受けることが難しくなるため、開業の計画も立て直しを図るほかなくなりますので注意が必要です。審査を通す場合は、情報を収集したり、開業支援を行っている税理士事務所に手数料を支払い手伝ってもらうなど対策を講じることをおすすめします。

返済能力の審査

創業計画がいくら完璧でも、返済能力の有無で審査に落ちてしまう可能性があります。
審査でもチェックされる以下の点に該当するかチェックしてみてください。

  • 1、 自己資金が無い

融資以外に全く資金が無い場合は、余力がなく貸し倒れのリスクが高いと判断されてしまいます。
また、審査を通すだけのために用意した資金は、「見せ金」と判断される可能性がありますので注意が必要です、お金の出どころについての説明はできるように準備しておきましょう。

  • 2、 税金の滞納

これまでに税金の滞納や公共料金の未払い、遅れがある場合、返済期日を守れないと認識されてしまい審査に落ちる原因となります。
実際に、自己資金不足による滞納がある場合は、自身のキャッシュフローを改善することが先決です。

  • 3、 借金の有無、ローンの返済状況

日本政策金融公庫に融資を申し込むまえに、他の金融機関からの借り入れがある場合は審査に通りづらくなります。
また、住宅や自動車などを購入した際に活用したローンについても返済が滞っている場合などは返済能力が低いとみなされてしまう可能性があります。

開業形態選びの失敗

脱毛サロンの独立開業には、2種類の選択肢があることをご存じでしょうか?

1つは「個人経営」のサロン開業、もう1つは「フランチャイズ」での開業です。個人経営でサロンを開業する場合は、サロン経営に関するノウハウを自分で貯める必要があるほかにも、宣伝集客なども、自力で行う必要あるため、必要な予算は少なくなりますが、継続的に利益を出すためには、競合店舗との差別化がかなり必要になってきます。

一方で、フランチャイズ開業の場合は、費用は個人経営よりも多くかかりますが、知名度のあるサロンの看板で開業できるため、開業当初から集客を行いやすくなるというメリットがあります。様々なメリット、デメリットを把握した上で、後悔の無い開業形態を選択する必要があります。

開業形態の選択

成功するかどうかに大きく関わる選択になるため事前に形態ごとのメリット・デメリットを把握しておくようにしましょう。

個人経営

個人経営は、少ない資金で開業することができるほか、当たり前ですが立地や内装、脱毛メニューなどを全て自由に決めることができます。脱毛サロンで働いたことがあり、サロン運営のノウハウがある場合におすすめな開業形態です。

フランチャイズ

フランチャイズ契約による開業では、事前に開業までに必要な費用が決まっており、個人経営よりも額が高くなることが一般的です。

また、月額の加盟料や広告宣伝費がかかる場合が多いため事前にチェックしておくようにしましょう。そのかわり、フランチャイズ契約をするサロンの知名度やサロン運営ノウハウをそのまま活用することができ、軌道に乗るまでの期間がグッと短縮できる可能性があります。

集客・売上獲得の失敗(開業場所選びの失敗)

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「サロンを開業したはいいものの、サロンにお客さんが来ない!」という事態に陥る方は、少なくありません。サロンの集客には、様々な要素が影響しますが、開業したてのサロンにとって特に重要な要素となるのが、サロンの立地です。

サロンを開業した場所のアクセスは悪くないのか、近隣のサロンと比較した時に、価格やサービスの質で負けていないかなどは、しっかりと出店場所を選ぶ前にリサーチしておく必要があります。開業場所は、開業当初の集客の成功に最も影響すると言っても過言ではないので、注意するようにしましょう。

また、立地以外にも集客に関わる様々な要素について解説してきます。

脱毛サロンの立地・テナント選び

自宅サロン

個人経営で一番開業資金を抑えることができる方法は、自宅の一部を脱毛サロンとして改修することです。

テナントの賃貸費用などを支払う必要がなく、月額の固定費を大幅に抑えることができます。一軒家であれば問題ありませんが、自宅が賃貸物件の場合やマンションの場合は、賃貸契約の内容や、マンション組合のルールなどで問題ないことを確認しておきましょう。

また、一見「一般の家」でしかなく認知度が低いため、集客のための宣伝費が多く掛かることは想定しておきましょう。

テナント入居

繁華街の商業ビルや郊外の商業施設、路面店など選択肢は多様ですが、繁華街に近いほど家賃は高いため、計画的な集客やサロン運営が必要になります。繁華街は人が多く集まりますが、競合も多く十分な強みや差別化ができているかどうかが成功のカギを握ります。

郊外の商業施設は、商業施設内であれば競合がいないことが一般的で、商業施設の集客力を十分に活用することができます。
路面店は、店頭がそのまま広告になり一見さんなど新規のお客様へのアピールが容易になるなどそれぞれに特徴があるため、サロン運営の方針とマッチするかチェックするようにしましょう。

ターゲット顧客の設定

集客の成功・売上の獲得には、顧客についてしっかりと分析をお行い、ターゲット顧客の設定とニーズの収集を行うことが非常に重要になります。これができていないと、ターゲットのニーズを満たしていない、サービス・メニューを開発してしまったり、テナント選択を行ってしまうことになりターゲットに対してやることがチグハグな経営になってしまいます。

ターゲットの設定が明確にできれいれば、それに合わせた価格設定やメニューの設計、スタッフの教育、大手との差別化ポイント等が店舗内全体で明確になり、顧客の満足度が高まりやすくなります。

重要なのはすべての事業選択において、市場分析・顧客分析による”なんとなくではなく根拠を持った選択”を行うことです。より成功確率の高い施策や満足度の高いメニューを導入し、来店の促進や売上の向上を狙っていきましょう。

広告宣伝媒体の選定

サロンの開業当初は、お店の知名度が低く、口コミもほとんど集まっていない状態です。そのような状況では、継続的に集客を行っていくことは非常に難易度が高いです。開業当初は、資金が潤沢にあるわけではありませんが、少しづつでも広告宣伝を行っていかなければ、なかなか進行顧客を獲得していくことは難しくなります。

広告宣伝の媒体としておすすめなのは、インターンネット(Web・SNS)上の広告媒体です。インターネット広告は、チラシやDMなどと言った紙媒体と違い、最低限の価格から出稿が可能。また、クリック単価制となっていることは多く、クリックが発生した分しかお金がかからないため、広告費の無駄遣いを抑制することができます。

その他にも、インターネット広告はホームぺージでのユーザー行動を知ることができ、ホームページのデータから顧客のニーズを読みとることも可能になります。これらのデータから、サロン経営のヒントを読みとることが可能になります。

「インターネットマーケティングの知識がない・何をすればいいかわからない」という悩みを持っている方は専門家の力を借りることを検討しても良いでしょう。

業務用脱毛機選びの失敗

脱毛サロンを開業するにあたり、設備としては最大の買い物になる業務用脱毛機。効果がいまいちな業務用脱毛機を購入してしまうと、顧客満足度の低下につながり、開業後の集客に大きく苦労することになります。また、サロンのコンセプトにあった業務用脱毛機を選ばないと、マシンとサロンにミスマッチが起こってしまい、脱毛メニューの幅に制限が出てしまうことも。

業務用脱毛機はお客様からの評判に直結するため、慎重に比較検討して購入するようにしましょう。

業務用脱毛器選びのポイント

業務用脱毛機の大きさ

サイズが大きく「操作しにくかった」「移動が大変」「施術部屋がかなり狭く感じてしまいお客様がリラックスできない・動きにくい」などの声はよく聞きます。機械の大きさは意外と見落としがちなポイントです。サロン規模に合わせたものを選びましょう。

業務用脱毛機の耐久性

当然ですが、壊れにくさはかなり重要です。脱毛サロンは業務用脱毛機がないと営業できません。最悪なのが施術中に壊れてしまうケースです。お客様の肌に直接触れているものですから、ケガなどのトラブルになりかねません。業務用脱毛機は製造歴の長いメーカーで、国内工場がある会社のものを選ぶのがベストな選択と言えます。

業務用脱毛機メーカーのサポート体制についても要チェック!

故障してしまった際、すぐに代替機が送られてこないと脱毛サロンは通常の営業ができません。業務用脱毛機が何台かあっても、そのうちの1台が動かせない状態ですと予約をお断りしなくてはけない場合もでてきます。

国内に自社工場などがあるメーカーはすぐに対応が可能ですが、たとえば自社工場がないメーカーは連絡が取れても対応や代替機、修理が遅い可能性が高いです。パソコンなどと同じで業務用脱毛機メーカーのサポート体制は非常に重要です。

サポート体制の内容は、メーカーとしての体制や顧客への姿勢として計ることができます。できれば自社工場を国内に所有しており、サポート体制がしっかり整っているメーカーの機種を選びましょう。

まとめ

いかがでしたか?総合美容機器メーカー株式会社NBSの業務用脱毛機CLEAR/SP-efシリーズは、費用対効果も高く、肌に当てる照射部分を凍らせた氷結脱毛でメンズ脱毛でも痛みを感じにくい仕様です。
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