ビジネス 2024年06月11日

失敗しないサロンコンセプトの設定方法と成功の秘訣

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サロンに限らず、店舗づくりにはコンセプトが必要です。コンセプトがないと店の雰囲気がチグハグになってしまい、一貫性が失われてしまいます。コンセプトはサロンづくりの基盤・大黒柱と言っても良いでしょう。
今ページではサロンのコンセプトについて見ていきます。コンセプトを最初に決める理由、コンセプトの具体的な決め方などをご紹介します。

コンセプトとは

エステサロンにおけるコンセプトとは、そのサロンが提供するサービスや雰囲気、理念の基盤となる考え方です。

顧客にリラクゼーションや美しさを提供するための方針や価値観を明確にし、他のサロンとの差別化を図ります。

コンセプトによって、使用する製品の選定、施術方法、サービス提供のスタイル、店舗のデザイン、スタッフの対応などの在り方が左右されます。明確なコンセプトは顧客に安心感と信頼を与え、リピーターを増やす要因となるため、エステサロンの成功に不可欠です。

サロンのコンセプトを最初に決める理由

サロンを開業する上で、1番に取り組むべきことはコンセプトの決定といっても過言ではありません。ここでは、サロン開業においてコンセプトを最初に決めるべき理由をご紹介します。

立地さえコンセプトによって決まる

最初に決める必要があるのは、サロンの立地さえコンセプトに左右されるからです。街にはそれぞれブランドやイメージがあります。

例えば、自分のサロンが銀座や青山にあると想定してください。

おのずとどんな人が来るのか、どんな店なら思い浮かべた層を呼び込めるのか、ということまで思い浮かびませんか?渋谷と仮定すれば、また変わるのではなでしょうか。
おそらく多くの方が最初どこにサロンを構えるか、と考えます。しかしその前にサロンのコンセプトを明確化することでエリアや立地も絞ることができます。

コンセプト=どんなサロンにしたいかの具体的なイメージ

どんなサロンにしたいか、どんな方を呼び込みたいのかを具体的に考えるのがコンセプトです。最初に決めることでインテリア・メニュー・価格・BGMも方向性が見えてきます。

コンセプトは明確に!漠然としたものはNG

「癒しの空間にして、たくさんの女性に来てもらいたい」という漠然としたものだと立地・インテリア・メニュー・価格・BGMなど、すべてに整合性がなくなりお客様に違和感を与えかねません。美意識の高いお客様には、センスがないと受け取られてしまうリスクもあります。

サロンのコンセプトの決め方は?具体案は『5W2H』

サロンのコンセプトを決める際に、最も大切と言われているのは、Who(誰に)とWhat(何を)です。コンセプトに迷ったら、最初にこの2つを埋めてみましょう。

  • When……いつ
  • Whrere……どこで
  • Who……誰に
  • What……何を
  • Why……なぜ
  • How……どのように
  • How much……いくらで

ターゲット(Who)は具体的に設定する

ターゲットも細かく考えましょう。『30歳くらいの女性』では不十分です。

たとえば、【年齢は30歳、新宿の商社で働くOLの方、営業、好んで着るブランドは〇〇、趣味はゴルフ】というように具体的に設定することが大切です。

年齢が30歳ならエイジングケアが気になりだす年齢で、趣味がゴルフなら美白メニューの需要も高い、年齢的に脱毛は大部分終わっている可能性があるため、細かい部位のメニューもそろえるなどターゲットが想像しやすくなります。

こうしてターゲット像をたった1人として考えることを、マーケティング用語で『ペルソナ』と言います。
ペルソナに近い人物が好んで行きそうな飲食店やブランド店に足を運んでみるのも良いでしょう。自分の周りにいたら、会って話をしてみるのも参考になります。

独自の強み(What)を考える

次に、サロンの独自の強み(What)を考えます。他のサロンにはない特色やサービス、技術、雰囲気などを明確にし、それをコンセプトとして打ち出しましょう。

例えば、高品質なオーガニック製品を使用する、リラックスできる特別な空間を提供するなど、独自性を持たせることで顧客の興味を引き付けて集客に繋げることができます。

競合調査をして差別化を図る

コンセプトを設定する上では、競合調査も欠かせません。

近隣のエステサロンや同じターゲット層を狙っているサロンのコンセプトやサービス内容を調査します。これにより、市場のトレンドや顧客のニーズを把握し、自サロンの差別化ポイントを見つけることができます。競合との差別化を明確にすることで、独自の魅力をアピールしやすくなりますよ。

コンセプトを作成する際の注意点

ここでは、コンセプトを作成する際の2つの注意点をご紹介します。エステサロンの経営を軌道に乗せるためにも、適切なコンセプト設定ができるように心がけましょう。

  • 曖昧なコンセプト
  • 価格にのみ特化したコンセプト

曖昧なコンセプト

曖昧なコンセプトは顧客にサロンの魅力を伝えにくく、差別化が難しくなります。

具体的で明確なコンセプトを設定することで、ターゲット層にしっかりとアピールし、期待に応えるサービスを提供できますよ。

例えば、「癒しと美の提供」ではなく、「オーガニック製品を使ったリラクゼーションと肌改善」といった具体性を持たせることが重要です。

価格にのみ特化したコンセプト

価格を前面に出したコンセプトは、一時的な集客には効果があるかもしれませんが、長期的なリピーターを獲得することはできません。

大手との価格競争に巻き込まれるリスクも高くなり、持続的な経営が厳しくなる可能性が高いです。価格の代わりに、他店にはない独自の価値やサービスの質に焦点を当て、顧客に選ばれる理由を提供しましょう。

まとめ

いかがでしたか?
コンセプトを細かく決めるのは、最初は大変な作業です。できるだけブレがなく整合性があるように時間をかけて行いましょう。

コンセプトを決めたあとは効果の高い脱毛機を。
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この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。

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