ビジネス 2022年03月25日

脱毛サロン開業時はモニターが必要?必要人数や募集方法を解説

脱毛サロンのホームページなどを見てみると、施術を受けた方の写真やコメントを「お客様の声」として掲載しているお店をよく見かけます。

このようなコンテンツは、ホームページの説得力が増し、来店数を増やすためには非常に有効なコンテンツですが、そのようなコンテンツは「モニター」を募集し、掲載の許可を取っている場合が多いです。
今回のコラムでは、脱毛サロンにおけるモニターの必要性や、募集方法などを解説します。

モニターとは?

「モニター」とは、実際にサービスを受けてもらい、アンケートに回答してもらったり、効果がわかる写真などを撮影・提供してもらうことで、サービスの向上や売上アップに繋げるシステムのことです。
脱毛サロンに限らず、ビジネスの開業時に活用されることが多く、協力してもらう代わりに、通常料金より安く、あるいは無料でサービスを受けてもらうことが一般的です。

馴染み深い業種だと、美容院が頻繁にモニターを募集しています。
無料で利用できる代わりに、カットやカラーなど、内容は美容師が決める場合がほとんどです。

脱毛サロン開業時はモニターが必要?

脱毛サロンもモニターを募集し、協力してもらうことで、様々なメリットを得られる業種の一つです。
特に脱毛サロンを開業したばかりの時期は、売上を伸ばし、安定させるためにも、モニターというシステムを上手く活用することは非常に有効です。

脱毛サロンがモニターを募集するメリット

脱毛サロンがモニターを募集するメリットを解説します。

アンケートに回答してもらえる

まず挙げられるモニターのメリットは、アンケートに回答してもらえるということです。

  • 店内の雰囲気
  • 接客態度
  • 施術内容
  • 効果の高さ
  • 施術時間の長さ

これらはあくまで一例ですが、脱毛サロンの良し悪しを決める評価項目はいくつもあり、中にはどうしても客観的な意見が必要になることも少なくないでしょう。
また、専門知識などがないお客さまだからこそ、貴重な意見だとも言えます。

アンケートによって判明した問題点を解消することで、サービスの質を高めることができます。

写真を提供してもらえる

冒頭でもお伝えした通り、写真などを提供してもらうことができる点も、モニターを募集する大きなメリットです。
脱毛するには決して安くない料金が必要になるため、ユーザーはどの脱毛サロンを利用するか、慎重に吟味する傾向にあります。

複数のサロンを比較することも珍しくありませんが、その際の大きな判断材料となるのが公式ホームページの内容です。
その中でも施術箇所の写真は効果の高さを示すコンテンツであり、サロンに対する信頼にも繋がります。

口コミやレビューをしてもらえる

Googleマップや各レビューサイトなども、ユーザーが比較材料として閲覧するツールの1つです。

レビューの数・高さはその脱毛サロンの信頼度に直結しますが、開業したばかりの頃は当然1つのレビューもありません。
「この脱毛サロンは人気がない」という印象を抱かれてしまう可能性が高く、ユーザーを遠ざけてしまう要因になります。

しかし、モニターに口コミやレビューを投稿してもらえば、そのような問題を解消することができます。
例え数件のレビューだとしても、レビューが全くついていない状態と比較すると、サロンのイメージは大きく異なります。

ただし、嘘のレビューを書いてもらうことは「不当景品類及び不当表示防止法」に違反することになります。

例えモニターだとしても、口コミ・レビューの内容は真実でなければいけません。

顧客獲得のきっかけにもなり得る

最後に紹介するメリットは、顧客獲得のきっかけにもなり得るということです。

前述した通り、モニターには完全に無料で行う場合と、ある程度の費用を負担してもらう場合の2パターンがあります。
後者の場合、基本的に通常料金よりは安くなりますが、少なからず収入が入ることになります。

そして、モニターが何人もいるのであれば、契約期間が終了した後も、お客さまとして通ってもらえる場合があります。
特に開業したばかりの頃は知名度が低く、集客に悩まされることが多いため、モニターからリピーターになってもらえる可能性があることは大きなメリットです。

ユーザーがモニターになるメリット

「サロンとユーザーの双方にメリットがある」といっても、ユーザーには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ユーザー視点に立つことも大切なので、詳しく解説します。

通常料金より安く脱毛できる

ユーザーにとって、モニターになることの最大のメリットは、通常料金より安く、あるいは無料で脱毛できるということです。
本来、脱毛サロンで全身脱毛を完了させるには数十万円の費用がかかりますが、その料金の高さが脱毛サロンの最大のハードルと言っても過言ではありません。

金銭的な理由で脱毛サロンの利用を諦めている人も少なくないため、モニターとして安く脱毛できることは大きなメリットになります。

特別何かを我慢する必要がない

例えばダイエット商品のモニターの場合、その商品の効果をより際立たせるため、ある程度の食事制限や運動を強要されることも珍しくなく、少なからずモニターに負担をかけることになります。

一方で脱毛サロンのモニターは、施術さえきちんと受ければ、特に何か我慢する必要はありません。
比較的気軽にモニターに応募することが可能です。

開業時には何人くらいのモニターが必要?

実際にモニターを募集するとなると、「モニターは何人必要なのか?」という疑問を抱くことでしょう。
基本的には多ければ多いほど望ましいですが、完全に知名度がない状態でスタートする個人サロンの場合だと、目安として20人ほど集められることが望ましいです。

安い料金で施術するとなると、それ単体での利益率は決して高くありませんが、一般顧客を獲得するきっかけとしては非常に有効です。
モニターの時点で質が高いサービスを提供することができれば、その方が引き続きサロンを利用してくれる可能性も十分あります。

モニターの募集方法

次に、どのようにモニターを募集すれば良いのかを解説します。
脱毛サロンの場合、以下のような募集方法が挙げられます。

  • 友人・知人にモニターになってもらう
  • サロンのHPで募集する
  • 求人サイトで募集する
  • モニター募集サイトに掲載する

友人・知人にモニターになってもらう

最も信頼度が高いモニターを獲得するには、自身の友人や知人に依頼することが有効です。
脱毛に興味を持っている人がいないか、周囲をあたってみましょう。

サロンのHPで募集する

ホームページでモニターを募集することも有効です。
モニター募集専用のページを設置すれば、自由に情報を記載することが可能で、費用もかかりません。

求人サイトで募集する

アルバイトなどの求人サイトでもモニターを募集することができます。
より多くの人の目に閲覧してもらえる可能性があるという点が大きなメリットです。

モニター募集サイトに掲載する

モニター専用の募集サイトがあることをご存知でしょうか。
サイト利用者も、もともとモニターに興味を持っているため、閲覧数に対し、より高い確立でモニターを獲得できる傾向にあります。

モニターの注意点

最後に、モニターを募集する上での注意点を解説します。
誤解やトラブルを招かないためにも、以下の点に気を付けて、協力を依頼しましょう。

中・長期的に協力してもらう必要がある

施術を受けたとしても、すぐに脱毛の効果が表れるわけではありません。
効果の表れを実感できるような写真を撮影するためには、最低でも数カ月かけて協力してもらう必要があります。

脱毛部位はサロン側が指定できる

モニターを依頼する場合、基本的に脱毛する部位はサロン側が指定することができます。
ただし、モニターの方が望まない部位を脱毛するわけにはいかないため、契約を交わす前に、どこを脱毛するのかよく説明することが大切です。

個人情報を公開できるかは要相談

仮にホームページにモニターの情報を掲載する場合、顔写真や年齢があると、より説得力が強いコンテンツになります。
しかし、それらは個人情報に該当し、拒否されることも珍しくないため、掲載を望む場合は事前に確認しましょう。

開業時には積極的にモニターを募集しよう

解説した通り、脱毛サロンにおいてモニターを募集することには様々なメリットがあります。
特に集客が安定しない開業時においては、その効果も非常に大きいため、積極的にモニターを募集していきましょう。
ただ、モニター用の料金をいくらに設定するかという点も悩みどころであるため、最初は割引率を抑えつつ、応募数を見ながら少しずつ調節していくことが望ましいです。

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