ビジネス 2022年10月04日

閑散期の脱毛サロン経営を安定させる方法!集客の戦略とコツ

どんなビジネスでもお客様の多い時期と少ない時期があるため、常に安定した経営をすることは簡単ではありません。脱毛サロンも例外ではなく、閑散期との向き合い方次第であなたのサロンの未来は大きく変わるでしょう。

そこで今回のコラムでは、閑散期でも安定した脱毛サロンを経営するコツを解説します。閑散期に売上が伸び悩んでいるという方や、これから脱毛サロンの開業を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

脱毛サロンの閑散期と繁忙期はいつ?

初めに、脱毛サロンの閑散期と繁忙期を確認しましょう。売上が伸び悩む理由や時期を理解することで、適切な施策を検討することができます。

閑散期

脱毛サロンでは8月上旬から客足が落ち着き始め、冬場の11月から1月にかけての約3か月間が売上が落ち込みやすい時期と言われています。この時期が脱毛サロンにおける閑散期で、肌を露出する機会の減少に伴う脱毛ニーズの低下が主な原因です。

閑散期は新規顧客の獲得が難しくなるだけでなく、既存顧客の来店モチベーションも低くなってしまう傾向があります。適切な対策をしなければ、安定した経営は難しいでしょう。

繁忙期

閑散期に対して、春夏の時期が脱毛サロンの繁忙期だと言われています。特に新規顧客を獲得しやすい時期は肌の露出が増える5〜8月ですが、夏までに脱毛効果を出したい方は早い時期から準備する傾向があり、春先から脱毛の需要は増加します。

上のグラフは、過去3年間「脱毛」というキーワードが検索された件数の推移を表しています。毎年、春から夏場の2〜8月の検索件数が増加し、冬場の9〜1月に減少傾向であることがわかります。

閑散期でも安定した経営をするために

ここでは、閑散期でも安定した経営をするための施策と考え方を解説します。以下の4つに注意して、閑散期を乗り越える方法を検討しましょう。

  • 既存顧客の施術に注力する
  • ターゲットを絞り込む
  • 普段できないことをする
  • 年間事業計画を立てる

既存顧客の施術に注力する

閑散期に新規顧客を獲得することは簡単ではありませんが、来店数の多い繁忙期に比べると予約が取りやすく、既存顧客の脱毛を効率良く進めることができます。

まずは、既存のお客様の施術に注力し、サロンの評価を上げるように努めましょう。

ターゲットを絞り込む

脱毛のニーズは季節により変動しますが、行事に合わせたターゲット選定を行うことで閑散期でも安定した集客が期待できます。

以下の5つを参考に、ターゲットの選定を行いましょう。

  • 長期休暇
  • 給料日
  • ウェディング
  • 記念日
  • 年間行事

長期休暇

普段忙しくて脱毛サロンに来店できていないという方は、長期休暇中などのまとまった休みが取れるタイミングで来店する傾向があります。冬休み中の学生に向けたキャンペーンや、年末年始などの長期休暇に関連するキャンペーンを実施することで、閑散期でも効果的な集客ができるでしょう。

給料日

金銭的に余裕が生まれる給料日前後に、脱毛を意識させるキャンペーンを実施することで、普段よりも新規顧客の獲得がしやすいでしょう。

  • 「5」と「10」のつく日は毎月〇%オフ!
  • 先着5名限定、全メニュー〇%オフ!
  • 本日限定!一括払いで全身脱毛1回分無料キャンペーン

など、給料日と脱毛を関連付けたキャンペーンや、緊急性を促すイベントの実施が効果的です。給料日は毎月あるため、効果的な集客をすることができれば季節に関係なく安定した経営ができるでしょう。

ウェディング

 

美しい姿で結婚式を迎えるために、ブライダル脱毛を検討する女性がたくさんいます。

ブライダル脱毛専用メニューの充実や新婦限定キャンペーンなど、ブライダル脱毛を強みにしたターゲティングを行い、特定の顧客層の獲得を目指しましょう。

結婚式も季節に関係なく行われるため、活用できれば閑散期でも安定した集客が期待できます。

記念日

20〜39歳の女性800名を対象とした「パートナーにもらって嬉しいギフトに関するアンケート」では第2位に全身脱毛がランクインしています。(2021年ギフトに関する意識調査【株式会社ビューティースリー調べ】)

プレゼント用の脱毛プランの提供や、誕生月限定で割引を実施するなど、記念日に合わせたキャンペーンが効果的です。また、クリスマスやバレンタインデーにはデート前に脱毛したいと思うユーザーが多くなります。

普段できないことをする

閑散期は客足が遠のくため、普段よりも空き時間が多いです。お客様への細かい配慮やサロン内の大掃除、模様替えなど、この時期だからこそできることに力を入れましょう。

繁忙期のような忙しい時期にはつい疎かになりがちな接客態度や衛生管理を改善することで、お客様満足度や口コミ評価を向上させる可能性があります。

年間事業計画を立てる

需要の季節変動を考慮し、通年の売上目標を立てます。年間事業計画を立てること自体は、閑散期の集客を安定させる施策ではありません。

しかし、年間を通して黒字であれば、結果的には安定した経営ができていると言えます。閑散期の集客を安定させる工夫とは別で、1年を全体で見たときにできる工夫を考えましょう。

閑散期は集客のチャンスがたくさん!

実は、閑散期である秋・冬には、新規のお客様を獲得するチャンスがたくさんあります。一般的な需要の変動に捉われずに、時期に応じて適切な対策を実施しましょう。

  • 紫外線が弱まる
  • 予約が取りやすい
  • 乾燥肌による美容への意識が高まる
  • 長期的な目線で考える

紫外線が弱まる

日に焼けた肌は痛みを感じやすく、光が分散するため効果も低くなる傾向があります。

一方で、紫外線が弱まる秋から冬にかけては、脱毛に適した肌の状態を維持しやすくなります。冬場が脱毛に適しているという情報を発信することで、暖かくなるまで脱毛を踏みとどまっているユーザーの来店を促すことができます。

予約が取りやすい

閑散期は予約が取りやすくなるため、都合が付きにくいことを理由に、脱毛へ踏み切れていない顧客層を集客するチャンスです。HPやSNSを通じて予約の取りやすさをアピールしましょう。

新規に限らず既存の顧客にも働きかけを行えば、安定した売上を維持できるでしょう。

乾燥肌による美容への意識が高まる

冬場は肌が乾燥しやすいため、美容の意識が高まります。そのため、フェイシャルエステや痩身エステなど、脱毛以外のメニューを取り入れることで効果的な集客が期待できるでしょう。

脱毛に比べてエステの需要は冬場でも高いため、閑散期でも安定した売上を見込むことができます。

長期定な視点で考える

脱毛効果は複数回施術することで実感することができます。毛周期の関係で施術も一定期間空ける必要があり、開始するタイミングが遅いと夏に間に合わない可能性があります。

理想の姿で夏場を迎えられるように、冬場の方が脱毛に向いているということをアピールし、新規顧客獲得を進めましょう。

閑散期でも安定した経営を!

 

今回のコラムでは、閑散期における脱毛サロン経営のコツを解説しました。ご理解いただけましたでしょうか。

どの業界や市場でも需要は常に変動し続けます。一律して安定した経営をするためには変化に対応できる柔軟な思考が大切です。

型にはまらない考えで、いつ何時でも安定した脱毛サロン経営を目指しましょう。

 

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