近年、高齢者を対象とする介護脱毛や、子どもをターゲットにしたキッズ脱毛など、脱毛の需要増加に伴い、顧客層の幅が広がっています。
中でも、メンズ脱毛の需要は年々増加しており、男性専門の脱毛サロンが人気を集めています。
そこで今回のコラムでは、開業準備の流れや成功するためのコツなど、メンズ脱毛サロンの開業に必要な情報を網羅的にまとめました。メンズ脱毛サロンの開業を検討している方や、脱毛サロンのターゲット選びに困っているという方はぜひ参考にしてみてください。
メンズ脱毛の需要
これまでの脱毛サロンでは女性が主な顧客層でしたが、美意識の高い男性の増加や脱毛の認知が拡大したことにより、メンズ脱毛の需要は年々増加しています。
男性400人を対象にしたアンケート調査によると、20代男性の3人に2人が「脱毛を検討したことがある」と回答しており、まだまだ成長が予想される市場です。
引用元:「メンズダビデ【脱毛に関するアンケート調査】」
メンズ脱毛サロン開業の魅力
メンズ脱毛の需要は年々増加しており、今後さらなる市場拡大が期待されています。需要の増加に伴い、今よりももっと、男性の脱毛が当たり前な時代が来るでしょう。
まだまだ発展途上の市場なため、従来の脱毛サロンに比べ競合は少なく、依然として入り込む余地はたくさんあります。脱毛サロンの売上を安定させたいのであれば、ぜひ挑戦してみてください。
メンズ脱毛サロンに資格は必要?
メンズ脱毛に限らず、美容脱毛は資格の取得が義務付けられていません。年齢や性別を問わず誰でも開業することができます。
資格を取得する義務はありませんが、以下の資格は民間資格の中でも取っておくと役に立つのでチェックしておきましょう。
- 認定美容ライト脱毛エステティシャン
- 脱毛士検定
- 美容電気脱毛技能検定
脱毛士検定はレベルが3段階に分かれているため、脱毛に関する知識を網羅的に学ぶことができ、特におすすめです。
必要な手続き
個人事業主は開業届を提出する必要があります。提出をしないことで罰則があるわけではありませんが、確定申告の際や年末調整の際にも役に立つので申請しておきましょう。
また、フェイシャルエステや眉毛カットなど、一部のメニューは保健所への届け出が必要な場合もあるので、脱毛以外の施術を行う際は事前に確認しておきましょう。
開業にかかる費用
開業にかかる費用は、個人差があります。開業時にかかる主な出費内容とおおよその費用をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
業務用脱毛機
業務用脱毛機は、安くて100万円程度で、高いと500万円を超える機種もあります。型落ち商品や、中古品を利用することで費用を抑えることはできますが、顧客満足度や故障のリスクを考慮するなら、最新モデルが好ましいです。
物件取得費
物件取得費とは、マンションやテナントを借りす際にかかる敷金、礼金、保証金のことです。物件の広さや立地などによって金額は様々です。開業目的の賃貸契約では、賃貸保証金を支払うのが基本で、賃料の半年から1年分程度を支払います。
仮に賃料が15万円であれば、物件取得費だけで90〜180万円はかかることになります。毎月の賃料や光熱費を考慮するなら、事前に200〜300万円程度は準備しておくと良いでしょう。
また、不動産によって仲介手数料が異なるため、複数を比較することをおすすめします。連絡して比較することをおすすめします。
内装・インテリア
維持費同様に、自宅とは別で店舗を持ちたい方は、内装やインテリアをゼロから揃える必要があり、大きな費用がかかります。施工会社によって金額は異なりますが、坪単価およそ20〜40万程度が相場です。脱毛サロンの一般的な面積は40坪前後なので、内装費は400万円程だということです。
広告・宣伝費
開業時は、認知拡大のために、広告・宣伝費にある程度のコストをかけておきましょう。公式HPの作成費は、数万〜数百万円と価格の幅が広いので、制作会社を比較して予算に合うものを選んでください。予約サイトは月額2〜3万程度で始められるので、開業する月は準備しておくことをおすすめします。
フランチャイズ経営の場合は、看板や公式HPを借りることができるため、この部分を大幅にカットすることができます。
備品の購入費用
家具によっては数万円するものもあるので、意外と費用が大きくなります。一つひとつのコストをなるべく抑え、トータルでの費用が膨らみ過ぎないように注意してください。内装やコンセプトを損なわなければ、安いものでも全然問題ありません。
その他消耗品
消耗品は、男性用ショーツや化粧水などを指しており、来店者数次第で費用は変動します。消耗品にかける費用は売上の5〜10%が適切と言われているので、仮に初月の売り上げ目標を200万円にしているのであれば、10〜20万円程度はかけておく必要があるでしょう。
また、始めは客足が予想できないので、在庫に余裕を持たせて準備する必要があります。予算に余裕のある方は2月分の在庫を準備しておくのがおすすめです。
メンズ脱毛サロン開業の流れ
メンズ脱毛サロンの開業は、以下のような流れで行うとスムーズです。オーナー様の予算や準備期間の長さによって順番が前後することもありますが、事業計画は経営の核になる要素なので特に注意をして作成しましょう。サロンを開業する目的やそれに応じた目標設定など、期間や数字を明確に意識して作成すると良いでしょう。
- 事業計画書の作成
- 資金調達
- 施術メニューの検討
- 物件・内装の検討
- 脱毛機を含む備品購入
- 集客
- 施術練習
- オープン
準備するもの
脱毛サロン開業に必要な主な備品を以下にまとめたので参考にしてみてください。
- 業務用脱毛機
- エステベッド
- タオル
- 男性用ショーツ
- ジェル
- 男性用シェーバー
メンズ脱毛では、男性用ショーツや男性用シェーバーなど、従来の脱毛サロンにはない備品の準備が必要です。紹介した内容の他にも必要なものがあれば、積極的に取り入れましょう。
メンズ脱毛サロンの開業パターン
メンズ脱毛サロンの開業パターンには次の3つが挙げられます。
- 自宅
- マンション
- テナント
自宅
自宅で開業する場合は、家賃を抑えることができ、内装も大きく変えることがないため工事にかかる費用も必要最低限に抑えることができます。また、通勤にかかる時間を節約でき、食事や休憩にも困りません。
一方で、サロンの持つ特別感を演出するためには、プライベートな部分が見えないようにする工夫や多少の改装工事は必要です。外観でサロンかわかりにくいので認知拡大を目指した工夫が欠かせません。SNSや集客を実践しましょう。
マンション
自宅とは別に部屋を借りる場合は、家具や家電を一から揃える必要があるため多少費用がかかりますが、インテリアをある程度自由にデザインすることが可能です。サロンの特別感を演出することができ、ブランディングに非常に効果的です。新しく部屋を借りる場合であれば、店舗の立地も顧客層に合わせて選ぶことができ、効果的な集客が可能です。
内装工事はほとんどできないので、契約前に部屋の間取りや壁紙の色などをよく確認してから選ぶようにしましょう。また、開業の際には大家さんの承認が必要です。事前に必ず確認しておきましょう。
テナント
物件にもよりますが、マンションや自宅に比べると店内面積が大きいため、規模の大きいサロンを開業することができます。駅前や大型ショッピングセンター内など、人通りの多い場所に店舗を構えることができ、高い集客力が期待できます。
内装の改修は自由度が高いため、あなたの理想のデザインにすることができます。詳細条件はオーナーによって異なるので、必要な情報は事前に確認しておきましょう。
開業におすすめの立地
ここでは、メンズ脱毛サロンの開業におすすめな立地条件を紹介します。ターゲットが男性に絞られているため、従来のサロンに比べるとユーザーの行動や心理が分析しやすく、アプローチ次第で効果的な集客が期待できます。
- フィットネスジムの近く
- 駅の近く
- 人通りが多くない場所
フィットネスジムの近く
フィットネスジムの利用者は8割が男性と言われており、近くにメンズ専門の脱毛サロンを開業することで高い集客力を発揮できるでしょう。トレーニングを行う男性は美意識が高い傾向があり、脱毛に関心を持つ方がたくさんいます。
ボディコンテストなどに出場する方は体の大部分を露出するため、脱毛クリームやシェーバーで全身の毛を処理している方が多くいます。試合に関連したキャンペーンやフィットネスジムの利用者を対象にした割引を実施すれば、多くの新規顧客獲得に繋がるでしょう。
駅の近く
駅の近くは人通りが多く、自身のサロンを認知してもらいやすいです。お客様にとっても利便性が高いので、立地に関しては文句の付けようがありません。駅前でのチラシ配りや近隣施設にポスターを掲示するなどし、継続的な顧客獲得を目指しましょう。
サラリーマン割引キャンペーンや施術の速さをアピールするなど、仕事終わりの男性をターゲットに集客をすると効果的です。
人通りが多くない場所
男性の中には、恥ずかしさが理由で脱毛に踏み切れていない方がたくさんいます。駅から少し離れた裏路など、男性一人でも入りやすいような立地を選ぶことで、脱毛サロンの利用に恥じらいを感じている顧客層の集客が期待できます。
通りすがりに見つけてもらえる可能性は低いので、SNSや口コミサイトなどを活用し、認知拡大に力を入れましょう。
効果的な集客方法
ここからは集客方法について解説します。立地同様に、ターゲットに合わせた集客は売上の安定に繋がります。
- SNS
- フライヤー
- 公式サイト
SNS
SNSが普及してる現代では、InstagramやTwitterを活用した集客が効果的です。SNSのユーザーと脱毛サロンを利用する顧客の年齢層が重なっているため、高い集客力が期待できます。
脱毛に関する知識や、暇つぶしになるような面白いコンテンツを発信し、多くのユーザーに認知してもらえるよう工夫すると効果的です。その他にも、期間限定のキャンペーンや割引イベントなどの告知を行い、新規顧客の獲得を目指しましょう。
フライヤー
サロンのフライヤーを、近隣の飲食店やフィットネスジムに置いてもらえるように協力をしてもらうと効果的に集客することができます。男性の出入りが多いお店をメインに、フライヤーの設置やポスターの掲示を依頼しましょう。
協力してくれるお店とのコラボイベントなどを実施しても効果的です。相互に利益のあるキャンペーンを検討しましょう。
公式サイト
お客様はサロンが発信する「正しい情報」を必要としています。口コミやまとめサイトはあくまでもサロン外の人が持つ感想であり、事実と異なることも少なくありません。「正しい情報」の提供はお客様の信頼獲得に関係しており、新規問い合わせや来店への意欲を促進することに繋がるでしょう。
特に以下の4つはどのお客様も必要としている情報なので、必ず掲載するようにしましょう。
- 料金
- 住所
- 問い合わせ方法
- メニュー
よくある質問や、情報発信を目的としたコラムの掲載など、その他にも様々な情報発信をし、お客様に興味関心を持ってもらえるようなwebサイトの作成を目指しましょう。
人気部位3選
メンズ脱毛で人気の部位をランキング形式で3つご紹介します。人気部位を把握することで、集客の工夫やキャンペーンの実施など経営戦略の参考にすることができます。
【1位】顔(ひげ)
「朝剃ったのに夕方にはもう生えてきた」「毎朝の髭剃りが面倒くさい」
といった理由から、2位に20%以上も差をつけて1位を獲得したのが顔の脱毛です。
顎の下や口周りは、皮膚が薄いため肌トラブルのリスクが高く、刺激を感じやすい部位です。ひげの濃さや生える場所には個人差があるため、お客様の肌の状態や要望に応じて保冷剤や保湿クリームを活用し、慎重に施術する必要があります。
「完全にツルツルな状態にするのではなく、形を整えたい」と考えている方に対しては、完成イメージ図などを使ったカウンセリングをすると良いでしょう。
【2位】脚
夏場はハーフパンツや水着を着る機会が多いため、脚の毛を意識する男性が多く、顔の次に人気を集めています。ひげやVIOに比べて毛が細く、お客様に効果を実感してもらいやすいので、丁寧な施術を心掛け、お客様満足度の向上を目指しましょう。
すねや膝周りは脂肪や筋肉が薄いためごつごつした骨にぶつかることが多く、ハンドピースの冷却部分が密着しづらい部位です。そのため、刺激や熱を感じやすい傾向があり、照射ムラが出やすい傾向があります。脚に限らず、凹凸の多い部位はジェルをまんべんなく塗り、スムーズに施術できるように意識しましょう。
【3位】VIO
俳優やYouTuberなど、有名人が脱毛しているという理由から、少しずつVIO脱毛の需要が増えています。清潔感を保つことで匂いやかゆみを防止できる点が、メリットです。
認知拡大が進んでいるとはいえ、依然として恥ずかしさや費用を理由に脱毛に踏み出せていない方も多いので、集客のチャンスはまだまだたくさんあります。割引キャンペーンなどの実施や、SNSやポスターでVIO脱毛のメリットを周知して、新規顧客の獲得をしましょう。
メンズ脱毛サロン経営の注意点
メンズ脱毛サロンを経営する際に、特に注意すべき点をまとめました。ターゲットが男性だからこそ気を付けなければいけない点も多いので、事前に確認して対策をしましょう。
- 日焼け
- 毛を抜かない
- 剃毛
- セルフケア
- 効果についての説明
- 従業員の性別
日焼け
日焼けした肌は脱毛効果が薄れる可能性があり、強い刺激や肌トラブルの原因になりかねません。あまりにも焼けている場合は、施術をお断りせざるを得ないケースもあります。男性は日焼け対策をしない方も多いので、気を付けてもらう必要があります。
日焼けした肌への施術に伴う痛みや効果について、問い合わせの際や公式HPにて事前に警鐘しておくか、カウンセリングの際に丁寧に説明しておきましょう。
毛を抜かない
部位や体質にもよりますが、男性の毛は女性よりも太く強いため、毛が自然に抜け落ちるまでには何度か施術を行わなければならないケースがあります。
効果を確認するために自分で毛を抜く方もいますが、毛根から毛が抜けてしまうと、光に反応する部分がなくなり、脱毛効果が低くなります。効果を感じてもらえなくなり、結果的にサロンの評価を落としかねません。
自然に抜け落ちなくても十分効果があるということを伝え、自分ではなるべく抜かないようにきちんと伝えておきましょう。
剃毛
傷ついた肌は脱毛の光による肌トラブルを起こしやすい傾向があるので、カミソリや除毛クリームの使用はなるべく避けてもらうようにしましょう。肌荒れしやすい方は、刃が直接肌に触れないタイプの電気シェーバーがおすすめです。
剃り残しや中途半端に長い毛は、脱毛効果を減少させ刺激を感じやすいため、なるべく毛がない状態になるよう、丁寧に剃毛してもらえるように働きかけましょう。余裕があれば店舗で電気シェーバーの販売をするのも効果的です。
セルフケア
男性は肌のケアをしない傾向があり、乾燥した肌やできものがある状態で来店するという方も少なくありません。効果を高め、肌トラブルを避けるためには、スキンケアが欠かせないということをしっかりと伝え、保湿や食生活を見直してもらいましょう。効果を実感してもらえれば、リピート率やサロン評価の向上に繋がります。脱毛に最適な状態で施術を迎えられるように働きかけましょう。
電気シェーバーと同様に、保湿クリームや化粧水を店舗で販売するのもおすすめです。顧客の肌質改善をサポートできるだけでなく、サロンの売上にも繋がるでしょう。
効果についての十分な説明
個人差はありますが、男性が脱毛効果を実感するにはいくらか時間がかかります。事前にその旨を伝えておかないと、効果がすぐに出ると期待しているお客様に不満や不安を与えてしまいます。
カウンセリングの際に、複数回の施術で効果が実感できるということをお客様に理解してもらいましょう。
従業員の性別
脱毛サロンと聞くと女性スタッフを想像する方が多くいらっしゃると思います。 異性に体を見られるのが恥ずかしいと感じているお客様も多いので、男性の施術スタッフをスタンバイさせておくことをおすすめします。男性ならではの疑問や不安を共感しやすくお客様の安心にも繋がります。
男性だけでなく女性のスタッフも雇っておくと、対応できる顧客層も広がり、安定した売上に繋がります。アフターケアで使用する化粧品選びなど、女性ならではの意見がサロン経営に役に立つことも少なくないので、女性スタッフも採用しておくと良いでしょう。
メンズ脱毛サロンを成功させるために
メンズ脱毛サロンを成功させるためのコツをご紹介します。ちょっとした工夫があなたのサロンの未来を大きく左右できるかもしれません。
- 他店との差別化を図る
- ターゲットを絞る
- 脱毛機選びにこだわる
- フランチャイズで始める
- 開業支援サービスを利用する
他店との差別化を図る
メンズ脱毛サロン市場は年々拡大していますが、依然として従来のサロンに比べると店舗数は少ないです。差別化戦略で他店舗との違いをアピールするチャンスはまだまだあります。メンズエステやホワイトニングがお手軽に始めることができ、脱毛との相性も良いのでおすすめです。
ターゲットを絞る
メンズ脱毛という時点でターゲットは男性に絞られていますが、
- 40歳からの髭脱毛
- アスリート専門美容脱毛
など、細かいターゲット選定を行うと効果的です。脱毛への関心が高いと予想される顧客層をターゲットに、新たなキャンペーンを実施すると良いでしょう。
オリジナリティのあるキャンペーンを実施
例えば、保冷剤の使用や照射の間隔を空けるなど、どの脱毛サロンも施術の刺激を軽減しようと様々な工夫をしています。そのため、刺激が少ないということを強みにしても他との差を示すことは難しいでしょう。
- 親子で来店したら〇〇%オフ!
- 全身脱毛契約で電気シェーバープレゼント
など、他のサロンが実施していない戦略を見つけ、集客を図りましょう。
紹介したのは一例で、あくまでも目的は集客です。刺激を軽減させる工夫は怠らないようにしましょう。割引のために過度な我慢をして、肌トラブルの原因やストレスを感じてしまわないように、刺激に関するキャンペーンの実施をする際は、誰でもクリアできるような条件の設定をしてください。
メニューの充実
脱毛をする顧客は美意識が高いため、美容系のメニューとの相性が良いです。以下のような、男性が興味を持ちそうなメニューを増やし競合サロンとの差別化を図りましょう。
- メンズ眉毛スタイリング
- ホワイトニング
- フェイシャルエステ
剃毛メニューの作成
男性は、女性に比べて毛量が多いため、自分で剃毛をするのは簡単ではありません。面倒だと感じているお客様は多く、丁寧に剃毛してもらえるメニューがあれば、使用したいと思う方も多いのではないでしょうか。
丁寧な剃毛は、施術による刺激の軽減や高い脱毛効果を期待できるので、顧客満足度の向上に繋がります。また、客単価も上がり売上の向上が期待できるでしょう。
剃毛単体のメニューや全身脱毛とセットで割引にするキャンペーンを提供し、他店との差別化を図りましょう。
脱毛機選びにこだわる
業務用脱毛機は種類が豊富なため、購入の際に気を付けておくべきポイントがサロンのコンセプトやターゲットによって大きく異なります。メンズ脱毛サロンに合った脱毛機の選択をしましょう。
- 刺激を軽減する工夫がされている
- 様々な顧客に対応できる
刺激を軽減する工夫がされている
男性の毛は太いため、女性よりも刺激を感じやすいです。いくら効果が高くても刺激が原因で脱毛を諦めてしまう方は少なくありません。
広範囲に光を当てることで刺激を分散するタイプや、連続使用でも冷却性能が落ちにくいモデルなど、刺激を軽減するための工夫がされている機種を選びましょう。
様々な顧客に対応できる
男性といっても、乾燥肌や日焼けしている肌など、それぞれ肌の状態は異なります。肌の状況に応じて、出力の調節が細かくできる機種を選びましょう。肌トラブルの防止や高い効果が期待されるだけでなく、子どもや高齢者の肌にも対応できるようになり、経営状況や時期に応じて柔軟にターゲットを変更できます。
業務用脱毛機メーカーの体験サービスや、美容系展示会などに参加し、事前に確認しておくことが重要です。日焼け肌や敏感肌にも優しい機器を選びましょう。中でもTHR式の脱毛機は、子どもの肌やデリケートな肌にも優しく、高い効果が期待できるのでおすすめです。
フランチャイズで始める
近年、フランチャイズでメンズ脱毛サロンを独立開業する方も増えています。ロイヤリティ(利益の何%かを本部に支払う義務)や、自由度の低さがデメリットですが、広告宣伝費などを抑えることができ、開業サポートや施術の技術指導を行ってくれるので、低リスクで脱毛サロンの開業をすることができます。
開業支援サービスを利用する
何から始めればよいかわからない方や、1人での開業が不安な方は開業支援サービスを利用するのも一つの手です。開業運営のプロフェッショナルがあなたの脱毛サロン開業をサポートしてくれます。フランチャイズとは異なり、ロイヤリティの支払いはなく、自由度も高いのでおすすめです。
NBSでは経営ノウハウのある実績の高いスタッフが一人ひとりに合ったサポート内容であなたの開業をサポートします。開業時の資金調達や開業エリア選びだけでなく、集客やスタッフ教育など、開業後のサポートも可能なので、興味のある方はぜひ無料資料請求をしてみてください。
安定したメンズ脱毛サロン経営を目指しましょう!
今回のコラムではメンズ脱毛開業の流れや成功するためのコツを解説してきました。ご理解いただけましたでしょうか。
メンズ脱毛市場は需要が伸びており、将来性がある今が開業のチャンスです。今回の記事を参考に、安定したメンズ脱毛サロン経営を目指しましょう。